「小鹿田焼の里」をご紹介します。
約300年前に開窯された、「小鹿田焼」は、 全工程昔ながらの手仕事で、陶器づくりを 続けている集落です。 自然と共にゆっくりと歩む、大変貴重な里です。 静かな里のあちこちで響く、「唐臼(からうす)」の 音色は、「残したい日本の音風景100選」に 選ばれています。
小鹿田焼へいくと、本当に心癒されます。
ぜひ、お時間の許す方はお越しください。
ひた産業観光推進事業
「小鹿田焼の里」をご紹介します。
約300年前に開窯された、「小鹿田焼」は、 全工程昔ながらの手仕事で、陶器づくりを 続けている集落です。 自然と共にゆっくりと歩む、大変貴重な里です。 静かな里のあちこちで響く、「唐臼(からうす)」の 音色は、「残したい日本の音風景100選」に 選ばれています。
小鹿田焼へいくと、本当に心癒されます。
ぜひ、お時間の許す方はお越しください。
日田杉など林業で有名な日田市。
日田木材協同組合、九州木材市場、日田市森林組合、ナンブ木材流通などを中心に新春恒例の初競りが開催されました。
※初競りとは
競り(セリ)のやり方
競りは、“はい積み”ごとに入札され、買い方は1立米当たりの価格を値札に書き、競り人に渡します。
競り人は値札の価格を見比べ、最高価格の値札の買い方番号と価格を発表し、落札後の木材には、“はい積み”ごとに落札した買い方の番号が書き込まれていきます。
このように、競り人と買い方のやり取りが何度も繰り返され、次々に落札されていきます。
* 買い方=木材を買う製材所等の関係者
* 競り人=原木市場の関係者
私は「九州木材市場」の初競りに初訪問。
多くの丸太に囲まれた中で、九州各地の製材業者の方々が、競りかけられた木材を落札していってました。
「九州木材市場」は見学も可能です。(要予約)
原木丸太の売買を行う市内最大の原木市場
杉、桧を中心に樟、松、銀杏、樫などの雑木も取り揃え、定期的に競りが行われています。
約1万坪と広大な敷地の中で山と木について学ぶことはもとより丸太が流れる選木機や 見事なリフトさばきなど見学してみてはいかがでしょうか。
他にも、日田の林業を学ぶことが出来る見学施設がございます。
詳細は下記のひたりずむをクリックでご確認ください。
この冬一番の寒気で雪がちらついた12月18日・19日、ベトナムの旅行会社一行14名様が日田市に来訪しました。
今回の来訪は、大分熊本両県へのベトナム観光客の誘致促進を目的に、湯布院、別府、日田、阿蘇、熊本など各地の観光地を巡るものです。
日田市の訪問では、日田下駄鼻緒つけ体験の後、温泉ホテルに宿泊し、翌日は豆田町散策と薫長酒造の見学で、木材の町ひた、歴史の町ひたを感じていただけたことと思います。
18日の日田下駄鼻緒つけ体験では、大分日田げた組合の職人さんの手ほどきで下駄台に好みの鼻緒をつける体験に取り組みました。
まず日田杉製の下駄台を取り、お気に入りの柄の鼻緒を選び、手に取って初めて見る下駄、鼻緒に興味津々。各自テーブルに座りいよいよ体験開始です。
鼻緒つけ体験は、鼻緒のひもを下駄台の穴3か所に通し、ひもを結ぶ作業ですが、サンダルは履いても下駄を履く習慣もなく、ましてや下駄を組み立てるなどベトナムの方々にとっては、皆目見当がつかない様子。
下駄職人さんもことばが通じないものの身振り手振りで体験を進め、全員無事完成。仕上がったマイ下駄を早速履いて試し歩きをしていました。
私、杉丸太郎が「明日は、豆田の散策なので下駄履きが古い町並みに似合いますよ?」と勧めると、「寒いので足袋を買います。」と答えてくれました。
日田の山で育った杉で日田の下駄職人さんと作った日田下駄は、寒い日も足元から木のぬくもりを届けてくれることでしょう。
<技のひたりすむ>
江戸時代、天保年間より受け継がれる「日田下駄」。
切り出してから「輪積み」によって乾燥し、焼きなどの加工をほどこす台は足に馴染み、
心地よさと「粋」が見直されています。
お好きな鼻緒を選んで、職人さんの手ほどきで足にあわせての鼻緒付け。
自分好みをおつくりください。
「聞き書き甲子園」は、聞き書き甲子園実行委員会(農林水産省ほか)が主催し、“高校生が森・川・海の名人から聞き書きし、その知恵・技を学ぶ”と題し、全国の高校生が森や川、海とともに生きる知恵や技を持つ「名人」を訪ね、一対一で聞き書きし、その成果を発信することを趣旨に、今年で22回目の開催となります。
今回は全国から88名の応募があり、全国各地に出向いて取材を行っており、このうち日田市では、窯元、鵜匠、川猟、林業、木彫、左官、そして下駄づくりの分野の名人8人に四国、九州、沖縄の高校生8名が各々聞き取りに来ました。
その中で、10月21日(土曜日)に日田市産業観光”ひたりずむ“で日田下駄鼻緒付け体験を受け入れている大分日田げた組合のうらつか工房の浦塚重行さんの工場に、沖縄県立与勝高等学校1年の大城智聖さんが取材に来ていたので、ペンネーム:杉丸太郎がお邪魔して来ました。
杉丸太郎:大城さん、なぜ取材分野を日田下駄にしたのですか?
大城さん:沖縄には下駄を履く文化がなく、下駄ってどんなものなのか興味が湧きましたので、今回、浦塚さんに取材を申し込み、快く受け入れていただきました。
杉丸太郎:遠いところからありがとう。浦塚さん、取材を受けてどうでしたか?
浦塚さん:まず、“しっかりした高校生だなあ”と好感を持ちました。自分の孫と変わらない年齢で孫に話をしているようでした。今回は2回目の取材で、1回目は9月初旬に来てくれたので、下駄の歴史とか下駄づくりなど、いろいろな話をしました。
下駄職人として日々黙々と下駄を作っている浦塚さん。下駄の話しのほかにも、大城さんの進路の話しをしたり、行きつけの店で夕食をとったりするなど、若い訪問者の取材に嬉しそうに答えていたようです。
この聞き書き甲子園は、このあと提出された作品は、農林水産大臣賞、文部科学大臣賞、環境大臣賞など優秀作品が選考され、作品集の作成、成果発表会、地域発表会が開催される予定となっています。
10月27日、産業観光“ひたりずむ”受入施設の日東木工株式会社に、光岡小学校5年3組31名が社会見学にやってくることを聞きつけ、杉丸太郎が取材にお邪魔しました。
今回の工場見学は、社会科の授業「林業」の一環で、児童たちは家具工場を見学するのは初めての経験なのでしょう、見学前の待機場所で工場内から聞こえてくる様々な機械音に興味津々の様子でした。
見学の案内役は、河津亮システムエンジニア課長。はじめに会社の説明、次に工場見学の注意事項を聞いて工場内へ入ります。
事前説明を聞いた後、各自にトランシーバーが渡され、
工場内での説明はイヤホンを通して聞きます。
説明を聞きながら、メモを取っています。
通路横に並ぶ様々な機械に見入ります。
“材料を直角に切ることが職人の基本です。”
“そして治具作りから始まります。”
組立て工程
木工用NCルーターの作業。
CAD、CAMにてデータを入力すれば、自動で削ります。
椅子のひじ掛けの曲線、丸みの成形は手で
丁寧に仕上げていきます。
塗装工程。塗料を何度も重ね仕上げます。
最終点検を受けて出荷となります。
ショールーム。オリジナル家具や北欧家具が並んでいます。
見る機会のない家具が並んでいます。
ショールームでの質問タイムでは多くの手が挙がりました。
Q:売れている家具は?
A:オーダー家具です。
Q:多く使っている木は?
A:アメリカやヨーロッパからの外国材で、ウォールナットやオークを使います。
Q:仕事のやりがいは?
A:我々家具職人はなかなかスポットライトを浴びませんが、創った家具がスポットライトを浴びたときやりがいを感じます。
Q:林業をする人が減っているのは?
A:家具を作りたい人、林業の仕事がしたい人を求めています。
Q:どうして林業をやっているのか?
A:我々の家具製造は、林業ではありませんが、皆さんのお家や学校の柱、壁には山で育った木材が沢山使われています。家具もそうです。その為林業は必要不可欠で人々の幸せを守る大事な仕事です。
Q:家具づくりのコツは?
A:直角。経験です。
その他たくさんの質問を受けた河津課長は、丁寧にまた嬉しそうに答えていました。
工場を出て、待機場所に戻ってきました。
引率の先生が「今日の見学で家具に興味が湧いた人?」と問うと、全員の手が挙がりました。河津課長から「今日は、家具を作る作業を見学してもらいました。工場内では50年前から使っている古い機械、NCルーターなどの最新鋭の機械、いろんな機械が動いていましたが、仕上げるのはすべて人の手です。どんなに機械化しても、家具は職人の手で作り上げられています。10年後、家具づくりの仕事がしたいと思ったら、どうぞうちの会社に来てください。」と工場見学を締めくくり、児童には見学の記念に木製のカード立てと木製卵が配られました。
見学から数日後、引率の先生に工場見学についてお聞きしたところ、
「子どもたちの感想で最も多かったのは、『最後は人の手によって仕上げる』というものでした。物作りの大変さもですが、作っている人の思いを知ることで林業と家具づくりのつながりにきづくことができました。」との感想をいただきました。
産業観光“ひたりずむ”では、市外の観光客の受け入れを進めていますが、今回のように市内の児童生徒に日田市の木材産業を知ってもらうことも重要だと改めて感じました。
家具のひたりずむ
日田は、明治後半から豊かな森林資源を背景に漆器などの工芸品の生産が盛んで、
ロクロ技術など優れた木工の技が受け継がれていました。
その技を活かし、戦後の食の復興を象徴する丸椅子や飯台を生産したのが、
家具生産の歴史の始まりです。
日本屈指の生産地となり、日々創られる「脚物」と呼ばれる家具。
それが「日田家具」の真の意味です。
先日行われた企画運営部会。
会議に参加していただいたみなさんと、日田市大鶴町にある「清渓文庫」と「井上酒造」の見学に行ってきました。
清渓文庫は、大蔵大臣を務めた井上準之助の生家で、貴重な遺品が展示されています。
その後、井上酒造を見学。
お酒の良い香りが漂っています。
代表の井上さんの言葉から、お酒・会社・地域に対する愛が伝わってきます。
建物も道具も長い間大切に使われていて、決して新しいものが良いものであるというわけではないということを改めて感じました。
見学をされた方はきっと、思いを込めて作られたお酒をぜひ呑みたい!と思うはずですよ。
「水が磨く郷ひた」日田市は江戸時代、幕府直轄地、天領として栄え、その時代の歴史や文化が色濃く残っています。
また、山々に囲まれ、水資源も豊富な日田市では、色々な産業や文化が生まれています。
そんな日田市の「山・木・水・土」に関連する産業を見て、触れて、学んでみてはいかがですか。
写真は、福岡県の学生の皆さんが林業に関する施設を見学した際の写真になります。
現在、約20施設もの見学施設がございます。
是非、ご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。
7月19日にお知らさせていただいた、
7月22日「下駄の日」イベントが無事開催されました。
【「下駄の日」は、平成2年(1990)に日田木製履物連合会が提案し、翌平成3年に全国木製はきもの業組合連合会が制定しました。
「下駄の日」を7月22日にしたのは、7月は下駄の寸法「7」(男物7寸7分、女物7寸2分)から、22日は下駄の歯形が数字の「二」に似ていることにちなんだものです。】
制定後、日田市では、下駄神輿による巡行が10年間ほど実施されていましたが、長年途絶えていましたが、
昨年から大分日田げた組合と下駄ダンスチームの日田もりあ下駄いが主催して下駄の日イベントを大原八幡宮を会場に20数年ぶりに復活させ、今年も下駄への感謝を伝えました。
神事では、神前に下駄神輿を供え、日田下駄を奉納し、また下駄製作に使用する道具類、併せて参加者が持ち寄った古い下駄を供え、感謝のお祓いを行いました。
その後、日田もりあ下駄いによるダンスの奉納、そして、下駄神輿を担ぎ拝殿を周回しイベントを終えました。
〓大分日田げた組合〓
大分日田げた組合は、杉製の下駄にこだわった日田下駄を製造し、観光客向けに日田下駄鼻緒付け体験を受け入れており、昨年は修学旅行生やツアー客に好評でした。今年になりインバウンド客の体験が増えています。
〓日田もりあ下駄い〓
日田もりあ下駄いは、下駄を履いたダンスチームで日田市のPR活動に努め結成10年目を迎えました。その活動は市内に止まらず昨年は御隣り韓国の国際文化交流イベントに招かれ、日田下駄のPRを行ってきました。