日田下駄の鼻緒付け体験

マイ下駄を履いて からん コロン!

 

11月~12月にかけて、修学旅行や社会見学で日田市を訪れた中高3校が「日田下駄鼻緒付け体験」で日田のものづくりに触れました。

日田玖珠地域産業振興センターを体験会場に、大分日田げた組合の職人さんの手ほどきで、下駄台に鼻緒をすげる(装着する)体験で、60分~70分でマイ下駄が完成します。

 

 体験の流れは、①下駄の材料となる杉材の伐採の様子、製材所・下駄工場での成形の様子、輪積み(乾燥工程)の様子をまとめた動画で、下駄台ができるまでの工程を知ってもらいます。

 

次にいよいよ鼻緒付け。各自に配られた下駄台2、鼻緒2を、動画を見ながら下駄職人さんの指導で、②鼻緒の両端の紐通し ③下駄台のかかと側の鼻緒通し ④つま先側の鼻緒通しと紐結び ⑤かかと側の紐結び の順で体験を進めDIYマイ下駄の完成です。

 

88人が同時に行う体験会場は、大賑わいで職人さんは大忙し。特に紐の結び目は、しっかり結ばないと、履いた時に紐が緩んで抜けたりするため、仕上げのチェックは入念に行っていました。

 

早速、靴を脱いでマイ下駄を試着し、数人で足を並べて記念撮影。引率の先生に「次の見学場所は、下駄履きでいいですか?」などと、ウキウキ気分。

 

これまで下駄を履くこともなかった生徒さん達に下駄を履いてもらい下駄職人さん方も、笑顔満面。「自分で作った下駄を履いて友達や家族と出掛けてください。」と日常での下駄履きをすすめていました。

 

(11月11日 九州学院中学校2年生)
(11月24日 大分県立別府翔青高等学校2年生)
(12月23日 国東市立安岐中学校3年生)