6月23日、別府大学明星小学校6年生51名が修学旅行で日田市にやってきました。
午前中は、令和2年7月九州北部豪雨で大きな被害を受けた天ヶ瀬温泉を訪れ、被害の状況、復旧・復興の取組みを天ヶ瀬温泉未来創造プロジェクトの関係者から聞き、その後、温泉街を歩いて見学しました。
午後からは、日田下駄鼻緒付け体験と、咸宜園教育研究センター・豆田町散策を1組2組交互に体験・学習しました。
日田下駄鼻緒付け体験は、日田玖珠地域産業振興センターで大分日田げた組合員の指導でマイ下駄づくりにチャレンジ。予め決めていた下駄台を受け取り、次は好みの柄の鼻緒を選びます。特に女子は下駄台との色合いが気になるのか、下駄台にいくつもの鼻緒を重ねて柄を決めていました。
下駄台と鼻緒が揃ったところで、着席して鼻緒付けの体験です。まず、山林から下駄の材料となるスギ根株の伐採と運搬、製材所での下駄台づくり、下駄工場での成形、焼き、塗装など日田下駄ができるまでの様子をスクリーンの映像で学びます。
その後いよいよ鼻緒付け。鼻緒の両端のひもを結び、次に下駄台のかかと側二つの穴、つま先側穴に鼻緒を通しひもを結ぶ作業をスクリーン映像を見ながら進めていきますが、全員初めての体験で思うようにいきません。
指導役の組合員さん8人の手を借りながら何とかマイ下駄が完成。早速、靴を脱いで下駄の鼻緒に足を通し履き心地をチェック。中には下駄を履いたまま帰りのバスに乗り込む児童もおり、普段履きから外出履きまで日田下駄を履いて楽しんでくれるものと感じました。
今回の産業観光“ひたりずむ”体験に対して日田市から全員に、校章・学校名入りの「日田杉コースター」をプレゼントしました。