日田市の観光シーズンの幕開けを告げる「第75回日田川開き観光祭」が5月21日・22日(土・日)の両日、3年ぶりに通常開催されました。
観光祭は、水の恵みに感謝し水害のない安寧を祈る水神祭に始まり、はんぎり(木の桶)を使った川のイベント、音楽隊や芸能隊のパレードなどで賑わい、そして両日で1万発の花火が三隈川の川面を照らしました。
二日目の日曜日には、総勢110人のサンバパレード隊が中心商店街で艶やかな衣装でサンバダンスを披露しました。
なかでも、木材運搬大型トラック(全長18m、高さ3.7m)を飾り付けたアレゴリア(山車)は、日田らしさを表現するため、荷台の前方に九州木材市場の杉丸太を積載し、後方では日田家具工業会が製作した学童机「きみの木」に木(もく)レンジャー6人が座り、そして牽引部分のトレーラーの荷台には杉の葉などをあしらった踊り場に2人のダンサーが乗り込みました。
市内では、普段から道路ですれ違う木材運搬大型トラックは見慣れていますが、アレゴリアが登場すると、沿道の観客から改めてその大きさと、飾り付けの華やかさに圧倒され歓声が上がっていました。